【SHIROBAKO】聖地居酒屋で飲みながら生視聴する最高の体験
※ややネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
終わりましたね、SHIROBAKO。
SHIROBAKOロスでお仕事頑張れない可能性がある皆さん、愛しいです。
ぼくも毎週超楽しみにしていたので相当な憂鬱が懸念サれます。
SHIROBAKOは本当に人間ドラマとしてのエンターテイメント性が高くて、初めは「この多過ぎる登場人物どうなんだ」って思ってたのに最後はみんな大好きになっていました。みんなに人生があって、想いがあって育って、その1つ1つが全部組み合わさって作品に"なっていく"。そんなSHIROBAKOのロゴのようなカラフルさと一体感が、毎話とんでもなく楽しみで、実際めっちゃめちゃ楽しくてたまに泣いたりして。「良いもの観てるな〜」っていう優越感と、「これこの後一体どうなってしまうんだ…!」ってハラハラでドンドン夢中になっていきました。
毎週何本もアニメを見ているものの、放送時間帯に生で観ているのは唯一SHIROBAKOのみでした。というのも、特別な状況があったからです。それはタイトルの通りで、聖地の居酒屋「松亭」での視聴です。
松亭というのは作中で新人声優の坂木しずかこと「ずかちゃん」がバイトしてる居酒屋です。実在するお店でして、吉祥寺駅から徒歩7分くらいの場所にあります。
松亭もそうですし、SHIROBAKOでは実在の場所が多く使われ、キャラクターのほとんどが実在の人物をモデルにしていることはよく知られています。そこがまた楽しみを拡げていますよね。
元ネタ関連はこちらが詳しすぎてヤバイです。ボリューム満点!
聖地はこちらがまたスゴイ。
ぼくが初めて松亭に行ったのは2期が開始してすぐのことでした。その時、もうなんだこれ、こんなことがあっていいのかと感動が極みました。アンビリバボーって感じです。
「大好きなアニメの」「聖地で」「お酒を飲みながら」「友人と生視聴できる」
これたぶん一生で来るか来ないかレベルのことだと思います。奇跡です。ぼくの場合は更に「家近いので歩いて帰れる」「お店のひと大好き」あたりがプラスされ、もうこれ毎週行くっきゃないとなり、その後ほぼ毎週行きました。最初は限られた人数だった店内も、ドンドンひとが増え、2期後半は常に満員でした。
ずかちゃんのバイト先でみるSHIROBAKOさいこーやな!!!!! #musani pic.twitter.com/9mKwudzvZm
— カレージョ (@currygirl_) 2015, 1月 15
映った瞬間に「ココだよ!!!ねぇ大将!!!」となり最高。そうそう近場の居酒屋が舞台になることないし好きなアニメだしめっちゃ大切にしたいし今後毎週行く
— あなたと他2人のインターネット (@jitsuzon) 2015, 1月 15
こんな感じで常にサイコーの状態が続きます。
お店の内観はメニューやお酒の並び方、「田酒入荷」の貼紙まで作中と全部同じです。
松亭登場回ではどちゃくそ盛り上がります。「おぉぉぉぉぉ!!!」という声とともにお店のおとうさんとおかあさんに拍手が起こります。
写真が下手でアレなんですが、ご飯もとても美味しいです。安心できる家庭の味!メニューは一般的な居酒屋ラインナップが揃っており、オススメはDVD/BD4巻特典イラストにもある焼き鳥や、チキンカツ、鳥豆腐、唐揚げ、焼き魚(特に鮭!)。揚げ物はブルドッグとんかつソースでいただくのが正義です。
最終回はいつもに比べ多くのひとが訪れる予定だったため立食パーティー形式に。普段とは違った松亭ですが、味はやっぱり松亭でイェス!となります。
エビフライも井口さんも大好きです。
いつもは真ん中のホワイトボードに日替わりオススメメニューであるお刺身や白子ポン酢やらが書かれているのですが、最終回当日は違いました。
宜しいよ!宜しいです!こういう細かい気遣いや優しさが松亭の良いところですね。もっと誇ってください。いつもオタクが騒がしくしてごめんなさい。おとうさんおかあさん、いつもありがとう。
作品に使われたきっかけとしては、元々水島監督が近くに住んでいた時の行きつけのお店だったんですよね。放送後メインキャストの声優さんたちもみんな揃って来たことがあるらしいです。
ポスターやグッズが飾ってあります。典型的な居酒屋で急なアニメコーナーです。実は有志の方々からのプレゼントの品々らしいのですが、有志はガチであり、武蔵野アニメーションの名刺を個人で作ったり、武蔵野アニメーションの社用車を自作されてたりします。車買ってステッカー貼ってなので100万円くらいはかかるのでしょうか。今は5台のムサニカーが現存するそうです。
こちらは第三飛行少女隊原作者である野亀さんのモデルとなった野上武志さんの直筆アリア。変な話ではなぁぁぁあああいッッ!!
松亭での視聴は少なくとも10回はして、全てが本当に楽しかったです。毎話最大の臨場感を持って盛り上がり、2ちゃん実況やTwitter実況とはまた別のすごい楽しみがあります。
なにせお酒が飲めるのがいいですね。本編始まるまでに出来上がることが多々あり、前話の録画を見つつミムジーとロロの物真似で30分ほど過ごします。「ロロはロだね!」を20回くらい言います。本編が始まっても出来上がっている人々はCMの「レベル・ネオ」でも骨頂になります。「レベル…」からの「ネオ!!!」で気持ち良くなるとのことです。最終回当日も出来上がったひと達の中で、dアニメストアのうざったいCMは「アニメは、人類をつなぐ、最高の文化だイェー!」か「文化だヨォー!」なのかで激論になり「イェー!」派が圧勝しました。
最終話で「ドンドン、ドーナツ、ドーンといこーう♪」をみんなでやった時の画像です。今まではそれぞれ乾杯の時にやってたりしましたが、全員で上山高校アニメーション同好会と一緒にやるのは初めてでした。これまでで最高のカタルシスが生まれました。
SHIROBAKOという作品自体については魅力や思うところがたくさんあるので、書くかわかんないけど別稿で語りたいと思います。
とりあえず伝えたい、残したいのは松亭での視聴体験が如何に特別で、最高であったかです。みんながコンテキストを共有しているのはネット実況と同じ、ファン同士が顔を突き合わせるのはオフ会と同じ、でもその両方をアニメと最大限にリンクしながら味わえる機会はもうなんかすごいやったぜ!ってカンジです。視聴後は作品の余韻に浸りながら「いやぁ〜良かったねぇ〜!」ってすぐお酒に戻って感想戦したり駅までテクテク帰ったり、毎回楽しみが過ぎました。
SHIROBAKO最終回終了後も例のごとくdアニメのCMが流れましたが「イェー!」とか「ヨォー!」とかはどうでもよく初めて「最高の文化だ」と受け入れられました。変な話。
一旦区切りが着きましたが、またおじゃまさせてもらいますね、松亭さん。
本ブログご覧の方も機会があれば行ってみてください。一緒に録画を観ましょう。
明日に向かってえくそだす!